セカンドキャリア、はじめました。

棚上げしてきたあれやこれや、どこから手をつけようかとワクワクしています。

汚れちまった悲しみに

今週のお題「おとなになったら」

季節はずれですが・・・こどもの頃、雪が降るのを心待ちにしていました。そもそも雪が嫌いなこどもなんて、この世にいるでしょうか(雪国育ちのオットから異論があるかも)。空からチラチラと白いものが舞い降りてきたときの、あのなんともいえない高揚感。わーい、積もるかな。雪遊びができるくらい、たくさん降ればいいのにな。心が躍ります。

雪の降る日は静かで、ひときわ空気がきれいな気がします。積もったばかりの雪の上を、ちょっぴり遠慮がちに長靴で踏みしめたときのあの感覚。ワクワクがとまりません。

ああ、それなのに。月日は流れ、「ねばならない思考」の呪縛が、純粋な雪への恋心を邪魔だてしてきます。「悪天候でも出勤しなければ」そう思った途端、雪が楽しみだなんて言っていられなくなるのです。

働き出した頃、翌朝の天気予報の雪マークに眉をひそめた自分に思わずハッとしました。人生のステージが変わったことに気づいてしまったあの日を、いまだ忘れられずにいます。